AIを活用した転職とは?シニア転職を支えるAI転職の事例

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採用担当者の方に読んで欲しいです!膨大な求人案件と最適な候補者をマッチングさせることは至難の技です。しかし採用担当者の方の知見とA Iの技術を掛け合わせることで、より多様な人材を採用することができます。転職とA Iに興味のある採用担当者の方・キャリアアドバイザーの方はぜひ転職マネジメントにご相談ください!

みなさんこんにちは!転職マネジメントを閲覧していただきありがとうございます!

今回のテーマは「AIを活用した転職とは?シニア転職を支えるAI転職の事例」です。

A Iと聞くと少し難しいイメージがありますが、この記事では転職市場におけるAIの活用方法の一例を簡単に解説しています。

研究の結論を簡単に先取りしますと、A Iと人とのコラボレーションが重要になっていることが分かります。

人を扱う転職市場では言葉では表し難いスキル(暗黙知)が沢山ありますので、採用担当者の方の知見とA Iの技術力をコラボレーションすることで、最適なジョブマッチングを実現できるということです。

今回の記事は特に採用担当者の方に読んでいただきたいですが、転職を検討している方も最先端の転職システムを知ることができる良いきっかけになりますので、ぜひ一読してください!

目次

研究紹介

今回取り上げる研究は2016年に日本バーチャルリアリティ学会論文誌より出版された、

「多様なシニア人材のジョブマッチングのためのインタラクティブ検索」になります。

この研究では、A Iを活用してシニア人材の転職を多様化するにはどうすれば良いのか、を扱っています。

A Iと転職を掛け合わせた分野は転職業界でも最先端のトピックになり、とてもワクワクする領域になりますね!

研究の結論

  • A Iと採用者の暗黙知を掛け合わせたジョブマッチングシステムによって、多様な人材を採用することができる
    • 特に求人案件の内容から文脈を読み取る必要がある場合に、A Iと採用者とのインタラクションの効果が大きくなる

転職活動は人材を扱う仕事ですので絶対的な正解はないです。どうしても人に頼った暗黙知(言葉にできない)のスキルが必要になります。

つまり採用担当者の個々人のスキルが必須になるということです。

しかし膨大な求人案件を全て人の作業で行うことは効率的ではないですし、無理がありますよね。

そこでA Iで可能な作業はA Iで行ってもらい、採用担当者の強みを生かすコラボレーションを実現することで、より効率的・効果的に採用をする取り組みが実施されています

今回紹介する研究では特にシニア人材の転職をメインに取り上げていますので、シニア人材の特徴や、一つのコラボレーション・インタラクションの仕組みを解説します。

シニア人材の特徴

日本で高齢化が進んでいることはみなさん理解していると思います。2055年には65歳以上の人口割合が40.5%になるという推計が出されています。

人生100年時代という言葉がある通り65歳ではまだまだ元気な方が多く、元気な高齢者の方の70%以上が若年層と関わりたいという調査があります。

総じて働きたいと考える高齢者の方の割合は高いのですが、体力的な問題によりフルタイムでの勤務が難しいことや、若年層に比べて教育することが難しいことなどによって、シニア層のジョブマッチングは難しいタスクになっています。

案件と人材との最適なマッチングを担っているのは人であるので、全ての人材に目を届かせることは難しいです。結果として案件が一部のシニア人材に集まってしまい他のシニア人材は転職ができず、案件が行き届かないという状態も発生しています。

ジョブマッチングというタスクはシニア人材の観点からするとかなり難しいものになるのです。

難しいジョブマッチングを最適化するためには、いくつかのジョブマッチング手法があります。

ジョブマッチング手法

ジョブマッチング手法には以下の2つのアプローチがあります。

  • 機械(A Iなど)がメイン
  • 機械と人がコラボレーションする

機械メインのジョブマッチング

機械メインのジョブマッチングでは、例えば履歴書から自然言語処理を用いて案件と人材をマッチングする手法があります。

機械メインのマッチングでは大部分の精度は向上しますが、上位の人材に対するマッチングの精度は落ちてしまいます。

原因としては履歴書に含まれる業界特有の言葉や文章量の少なさなどの要因が影響するそうです。

他の方法としては、人材や企業に属性情報を付与して属性の距離を測ることでマッチングを行う手法もあります。

いずれにせよ機械メインのジョブマッチングでは、採用担当者のスキルが反映されておらず、案件と人材のすり合わせができていない課題が残ります。

機械と人によるコラボレーションのジョブマッチング

機械と人によるコラボレーションのジョブマッチングとは、検索行為に人が介在するジョブマッチング手法です。

例えば履歴書と案件をA Iで自動にマッチングした後に、採用担当者がフィルタリングするというシステムがあります。

採用担当者の案件に対する理解の深さが、ジョブマッチングに対して有益になるのです。

研究では、まず自然言語処理で候補を絞り、採用担当者による属性情報に関する暗黙知を反映させています。

簡単に機械と人によるコラボレーション・ジョブマッチングシステムを解説します。

コラボレーション・ジョブマッチングシステム
  1. 顧客企業から必要人材の依頼が来る
  2. 採用担当者は案件文章をシステムに送信する
  3. システムを通じて、マッチした人材がwebで可視化される
  4. 可視化データを参考にして採用担当者が重み付けをして、顧客企業に推薦する人材を決定する
  5. 人材を顧客企業に紹介する

機械と人によるコラボレーションのジョブマッチングによって、人だけのジョブマッチングでは見落としていた人材に着目することができるようになります。

ある意味では人材を多様化することに成功したと言えます。

コラボレーションのジョブマッチングが特に効果的なシーン

機械と人によるコラボレーションのジョブマッチングが特に効果的なシチュエーションとして次のものがあげられています。

  • 求められている業務・業種・役職に関する情報が明確ではなく、文脈から業務・業種・役職に関する情報を読み取らないといけないシチュエーション

逆に機械と人によるコラボレーションのジョブマッチングが有効でないシチュエーションはつぎの通りです。

  • 案件に国名や会社名などの固有名詞がある場合は自然言語処理でのマッチング効果が高く、コラボレーションによる効果が薄いシチュエーション

結論として求められている人材案件が明確ではないときに、採用担当者の暗黙知が有効的に活用さレます。

転職マネジメントによるインタラクティブジョブマッチング

現在、転職マネジメントでは採用担当者と機械(A I)がコラボレーションするインタラクティブジョブマッチングシステムの開発をしています。

採用担当者さんの工数を減らし効率的・効果的に最適なジョブマッチングを可能にするシステムを開発中ですので、興味のある方はぜひご連絡のほどお待ちしております。

まとめ

研究の結論

A Iと採用者の暗黙知を掛け合わせたジョブマッチングシステムによって、多様な人材を採用することができる

今回の記事は「AIを活用した転職とは?シニア転職を支えるAI転職の事例」というテーマでした。

最先端の技術を転職市場に利用することで、採用担当者・求職者にとって最適なジョブマッチングを実現することができます。

シニア転職といったマッチング条件が難しいシチュエーションでも、コラボレーションジョブマッチングが有効的であることが分かりましたね!

採用担当者の方が育んできた知見とテクノロジーを掛け合わせて、転職を考えているみなさんのキャリア形成をサポートすることができたら良いですよね!

以上で今回の記事は終了となります。転職マネジメントではtwitterでも転職・キャリア形成に関する情報を発信していますのでぜひチェックしてください!

参考文献

山田 浩史, 檜山 敦, 山口 征人, 小林 正朋, 廣瀬 通孝(2016)「多様なシニア人材のジョブマッチングのためのインタラクティブ検索」日本バーチャルリアリティ学会論文誌リンク