面接のポイント|面接の質問の流れはどうなっているの?

この記事を読んで欲しい人
  • 転職・就活にのぞむ人:面接で何を聞かれるのかに関する概略を知ることで効果的に面接対策をして欲しいです。
  • 採用面接官の人:面接で何を聞けば良いのかに関するポイントを知ることで効果的に面接を実施して欲しいです。

みなさんこんにちは!転職マネジメントです!

今回のテーマは「面接のポイント|質問の流れはどうなっているの?」です。

転職や就活を検討している方は、面接で何を質問されるのか不安に思う方は多いと思います。

面接対策として一つ一つの想定質問に対する回答を用意するのも良いのですが、個別の質問が実際に質問されるとは限りませんし、あまり効率的な対策方法とは言えないかもしれないです。

一方で、採用担当の方も面接でどういう質問をしたら良いのか、どんな面接の流れにすれば良いのか、困っている方もいるはずです。

転職・就活における面接のポイントは、質問で何が掘り下げられるのか大まかな流れを知ることです。

今回の記事では面接システムをA Iで検証した研究を取り上げていますので、転職・就活の面接で質問される流れ・内容が構造化されており、記事を読めば面接の流れが理解できるはずです。

転職・就活の面接で質問される内容を理解して、効率的に面接対策をしましょう!

目次

取り上げる研究の紹介

紹介する研究は2020年に人工知能学会論文誌に出稿された、「掘り下げ質問を行う就職面接対話システムの自律型アンドロイドでの実装と評価」になります。

京都大学大学院情報学研究科の教授が中心になって執筆された論文であり、面接を人型アンドロイドを用いて検証するという、とても面白い試みをされています。

文末にリンクを貼っているので、ぜひ論文をチェックしてください!

A Iによる合理的な面接システム

面接官は誰でもつとまるものではない難しいものですが、AI・アンドロイドで代替することができるのか検討している研究者の方々がいます。

AIによる合理的な面接システムは、回答に応じた掘り下げ質問の生成手法をベースにしています。

回答に応じた掘り下げ質問の生成手法のポイントとは?

志願者の回答の充足度に基づいて質問を作る

  • 答えるべき項目が回答に含まれているかを判定し、不足しているものを掘り下げる

回答中のキーワードに基づいて質問を作る

  • 詳細を尋ねるべきキーワードが出てきたら、そのキーワードを掘り下げる

回答に応じた掘り下げ質問の生成手法をA I・アンドロイドが採用することで、本物の人間が行っているような面接を実現することが可能になりつつあります。

人A Iによる合理的な面接システムを通じて、今まで言語化されてこなかった面接システムを俯瞰できるようになったのです。

それでは面接の流れ(AI面接システムの一例)を見てきましょう。

面接の流れ(AI面接システムの一例)

今回の研究においては、面接の流れは、まず大きなトピックをあげてそこから掘り下げて質問する、というシステムが定義されています。

大きなトピック→回答充足度判定に基づく掘り下げ質問→キーワード抽出に基づく掘り下げ質問→ベース質問→・・・、という流れです。

回答充足度判定に基づく掘り下げ質問では、回答に対してそれがマッチしているかどうかを判断する作業を実施しています。

回答がマッチしているかのチェック項目は次の通りです。

面接でのチェック項目

志望動機

  1. その会社でなければいけない理由
  2. 会社に貢献できること
  3. 会社に対する適性や強み

長所

  1. 会社のどこで活かせるのか
  2. 経験や実績

頑張ったこと

  1. 経験や実績

スキル

  1. 会社のどこで活かせるのか
  2. 経験や実績

A Iによって学習された結果、面接の質問回答におけるチェック項目で重要視される語句は次の通りになります。

志望動機

  1. 御社・点・ある・魅力・持つ
  2. たい・貢献・興味・いい・やはり
  3. 大学・私自身・研究・扱う・勉強

長所

  1. 御社・貢献・思い・たい・成果
  2. 例えば・そういう・いろいろ・この・部活動

頑張ったこと

  1. 挑戦・例えば・勉強・スタッフ

スキル

  1. 専門・行ける・自身・御社・その
  2. 使う・所属・そして・ゼミ・サークル

以上のチェック項目から、面接での質問に対する回答が充足しているかをA I が判断します。

判断した結果でキーワードがあれば、掘り下げ質問を更に実施していきます。回答にキーワードがないと判断されると、次のトピックに移ります。

掘り下げるべきキーワードに関してはA Iがデータを用いて生成し、研究では367個のキーワドが生成されています。

掘り下げ質問の効果

大学生を対象にした実験では、掘り下げ質問をするAI・アンドロイドによって実際の面接に近い面接が実現できていることが分かりました。

AI・アンドロイドによる掘り下げ質問ベースの面接システムは、面接の練習にもってこいの材料となります。

事前に用意された面接の質問に答えるだけではなく、掘り下げ質問で面接の質問に答える練習をすることで、面接の反発力をつけることができるのです。

みなさんにもAI・アンドロイドによる掘り下げ質問ベースの面接システムを体験していただきたいのですが、少し難しいところがあります。ですので、転職マネジメントが提案する面接の質問への対策方法を参考にしていただければ幸いです。

面接の質問における対策方法

転職・就活にのぞむ人、採用面接官に分けて、転職マネジメントが提案する面接対策のポイントを解説します。

転職・就活にのぞむ人に向けた面接の対策方法

まずは面接における質問の流れ(大きなトピックをあげてそこから掘り下げて質問する)を理解しましょう。

次に求職先の企業が面接の質問で取り上げると考えられる大きなトピックに関して、転職・就活サイト等を通じて情報収集しましょう。

面接の傾向は企業によって特色が違いますので、情報収集が大切です。

トピックを用意したら、面接官が掘り下げ質問をしやすいようなフックを考えます。面接官が質問で掘り下げるポイントを自分自身で作ることで、面接の流れを自分でコントロールしやすくなります。魚つりのイメージです。

最初の回答はできる限り簡潔な内容にとどめておいて、最初から最後まで全部答えようとしない方が良いでしょう。面接官が掘り下げ質問をできる余地を作ることも大切です。

面接ではコミュニケーション能力もみられていますので、回答の仕方(小出しにして会話のラリーを続ける)にも注意を払いましょう

他の質問への回答におけるポイントとしては、面接官の聞きたいことにマッチしたことを自分が喋っているのかに気をつけましょう。面接官の意図を理解して、充足度をあげることが大切です。

質問の意図が分からない場合は、「〜とは、〜という理解で大丈夫ですか?」など、質問に対する疑問を面接官にぶつけて、意見のすり合わせをしましょう。

質問を理解していないのに分かったフリをすることが、回答の充足度を下げる一番危険な行為ですので、質問の意図が不明な場合は恐れずに質問しましょう。

しかし面接の質問が、想定した通りの流れになることはほとんどないでしょう。その場その場で面接官が掘り下げているポイントを理解して回答するには、面接練習をするのが一番良いです。

面接練習をするには、転職・就活サービスや転職マネジメントに相談していただけると良いかと思います。積極的に外部サービスを活用して、経験を積んでください。

転職支援サービス

マイナビジョブ20’s

【リクルートエージェント】

就活支援サービス

キャリアスタート

採用面接官の人に向けた面接の対策方法

採用面接官も同様に、面接における質問の流れ(大きなトピックをあげてそこから掘り下げて質問する)を理解しましょう。

次に面接で取り上げるトピックを取り上げましょう。

トピックの一例

  • 志望動機
  • 長所
  • 頑張ったこと
  • スキル
  • 経歴
  • 業界について
  • 困難だったこと
    • など

トピックは採用戦略に基づいて決定すると良いでしょう。トピックは上がればキリがないですが、こちらのページを参考にしていただければ良いかと思います。ページでは面接で問われる能力・スキルが整理されています。

会社の採用戦略に合わせて候補者に要求する能力・スキルを整理して、トピックを選択しましょう

トピックに関する質問をした後は、キーワードをピックアップして掘り下げ質問をしましょう。

キーワードをピックアップも、候補者に要求する能力・スキルを整理していれば自ずと鍵になる言葉が分かるはずです。

ポイントとしては会話の1ラリー目で、満点の回答が出てくることは稀ですので、回答の中から会話を深められそうなキーワードを発見して掘り下げ質問をしましょう。

転職・就活にのぞむ人、採用面接官に共通したポイント

面接において、採用する側・される側の両者に共通して大切であると言えるポイントは、

「相手のニーズを理解すること」です。

求職者は、面接官がどんな答えを期待しているのか・どんな答えを求めているのかを理解することは面接を通過する上で大切です。

面接官も、求職者が会社に何を求めているのか・何を言いたいのかを理解することは、その人を採用し良いのか判断する上で大切です。

面接という儀式を通じて相互理解を深めることが、面接でのゴールになります。ですので、面接が終わった後にお互いが「なるほどね」と納得できれば、面接が両者にとって成功したと言えるでしょう。

まとめ

今回は「面接のポイント|質問の流れはどうなっているの?」というテーマで記事を執筆しました。

面接のポイントは次の通りです。

面接の質問の流れ

大きなトピックを取り上げて、そこから掘り下げ質問をする

  • 大きなトピック→回答充足度判定に基づく掘り下げ質問→キーワード抽出に基づく掘り下げ質問→ベース質問→・・・
面接対策
  • 転職・就活にのぞむ人
    • トピックを想定してから、面接官が掘り下げ質問をしやすいようなフックを作る。
      • 面接官が質問で掘り下げることができるポイントを自分自身で作ることで、面接の流れを自分でコントロールしやすくする。
  • 採用面接官
    • 採用戦略に合わせて候補者に要求する能力・スキルを整理して、トピックを選択する。
  • 両者共通して
    • 相互理解の落とし所を探る

以上で今回の記事は終了となります。

面接でどんな質問が来るのか、何を質問すれば良いのか、はみなさんの悩みの種だと思われます。面接の大まかな流れと、面接対策のポイントを押さえて、面接を成功させていただければ嬉しいです。

転職マネジメントでは転職・キャリア形成に関する情報を発信していますので、今後もぜひチェックしてください!

参考文献

井上昂治, 原康平, ララディベッシュ, 中村静, 高梨克也, 河原達也(2020)「掘り下げ質問を行う就職面接対話システムの自律型アンドロイドでの実装と評価」『人工知能学会論文誌』リンク